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20世紀日本とアメリカニズム

1920 年代から敗戦を経て現在に至る日本の文化的アメリカニゼーションを焦点に、占領期における大衆意識の屈折、米軍基地の文化的影響、アメリカからの視線を媒 介にした戦後的アイデンティティの再構築、消費社会的なリアリティを演じる自己の他者化といった歴史的展開を構造的に把握してきている。これまで国際関係 や政治経済的な面からの日米関係の分析は多数なされてきたのに比べ、大衆文化やメディア文化、都市文化の面から戦後日本におけるアメリカニズムを歴史的に 掘り下げていく研究をリードしてきた。とりわけ本研究は、日本と韓国、台湾、フィリピン、東南アジア諸国との連続性に視点を広げ、これらの東アジア諸国に 点在したアメリカ軍基地と同地域に大衆文化の関係に関心を向けている。帝国主義期から冷戦期への流れのなかで、ポスト植民地主義や文化研究、新しい文化史 の視座を十分に消化しながらこのテーマに本格的に取り組むものである。

 
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